teacup. [ 掲示板 ] [ 掲示板作成 ] [ 有料掲示板 ] [ ブログ ]

 <思いやりのあるコミュニティ宣言>
 teacup.掲示板は、皆様の権利を守りながら、思いやり、温かみのあるコミュニティづくりを応援します。
 いつもご協力いただきありがとうございます。

 投稿者
  題名
  内容 入力補助画像・ファイル<IMG> youtubeの<IFRAME>タグが利用可能です。(詳細)
    
 URL
[ ケータイで使う ] [ BBSティッカー ] [ 書込み通知 ] [ 検索 ]

スレッド一覧

  1. 2012年★人気直営店【bag53】★(0)
スレッド一覧(全1)  他のスレッドを探す 

*掲示板をお持ちでない方へ、まずは掲示板を作成しましょう。無料掲示板作成


1908 日経歌壇・俳壇(4)

 投稿者:伊藤正人  投稿日:2021年 1月23日(土)20時39分12秒
編集済
  日本列島、雨の土曜日。
今日は日経歌壇・俳壇です。

日経歌壇・俳壇
≪短歌≫

三枝昂之選
●給湯のボタンは押さず米を研ぐひゃっこいひゃっこい米粒踊る(上尾市)菅原玲子
●白湯呑んで山を見てゐる蛇笏の忌俳句の里に学童疎開 (東京都)越前春生
●スコップで掘り出されたる墓をなで一茶の雪の墓標を拝む(東京都)曽根新五郎

穂村弘選
●ユニフォームもらうはずだった試合から逃げだしたくてて母といる夏(宇治市)清原茂樹
●落ちてくるナイフを素手でつかむごと愛されたしよ聖夜の夜は(東京都)嶋田恵一
●分度器を二つ合わせて円にしてこれも月だと思いたい夜(守口市)小杉なんぎん

≪俳壇≫

黒田杏子選
●十度目の初凧夢の如きとも(大船渡市)桃心地
●寒椿自分を責めることはやめ(東京都)西遥
●海鳴の波高くして鰤大漁(かほく市)澤野和子

横澤放川選
●剃刀のごとく凍蝶翅凛と(兵庫県)小林恕水
●仕事納かたみに肘のぶつけ合ひ(東京都)吉田かずや
●タンカーの動かぬ速度石蕗の花(神戸市)井上徳一郎

木村様
仰るように複数の紙面に登場される方がいらっしゃるようです。これには感心するばかりです。
 
 

1907 産経歌壇・俳壇(3)

 投稿者:伊藤正人  投稿日:2021年 1月22日(金)23時39分21秒
編集済
  伊藤です。暫く更新が滞ってました。
大寒が過ぎ、一雨毎に暖かくなればと思うこの頃です。このところ特段すべきことは、これと言ってありませんので、短歌・俳句へ移ります。


産経歌壇・俳壇
≪短歌≫

伊藤一彦選
●コロナ禍の巣籠もり消費引き出せとぞ小さきポストはチラシに呻く(千葉県)立花三千男
●数年後の社会科教科書年表の一行に見たき「克服」の文字 (鴨川市)春木敦子
●受験生迷える孫に「鶏口と牛後」の故事を教えて諭す(南丹市)中川文和

小島ゆかり選
●指を刺す甲羅の針に少しだけ命を思う炭火は頃合い (高石市)高橋邦子
●欠礼のはがき送れば後はもう消化試合のような年末(尼崎市)頭本信代
●その肩に震わせて立つ活動家娘と同じ二十四と聞く(横浜市)島田和生

≪俳壇≫

宮坂静生選
●ばらばらの窓寄せ集め街の冬(大阪市)北芝ゆう子
●幸せに気づかぬままの冬芽かな(土浦市)今泉準一
●手を当てて裸木へ血を通はせる(枚方市)加藤賢

寺井谷子選
●光へと光の先へと鴨の列(我孫子市)森住昌弘
●半纏の父と久留米市美術館(芦屋市)井上竜太
●冬帽子北山はるか輝ける(東京都)池本一軒
 

1906 あれこれ

 投稿者:木村明人  投稿日:2021年 1月22日(金)14時30分47秒
編集済
  久しぶりに歩いた。

まずは西南開発裏の通り。春には桜のトンネルができる所は、
今は葉を落とした木々ばかり。
そんななか 目立つのがヤドリギ。


二枚目 みなせ橋からの完成間近の川之石公民館。


三枚目 今朝のNHKローカルニュース。
金曜日は 八幡浜でオープニング。

 ちょっと角度が上からだったかな?

<追記> 1月23日(土)
伊藤様 ありがとうございます。
全国紙と 地方紙のちがいを改めて感じています。

 枚方市の 加藤賢 さん、読売にも産経にもあります。
 

1905 読売歌壇・俳壇(214)

 投稿者:兵頭史朗  投稿日:2021年 1月18日(月)13時27分24秒
編集済
  ずっと乾燥した天気が続いている。庭の水鉢に小鳥たちが頻繁に水飲みにやってくる。皿の方では水浴びが順番待ちの賑やかさだ。

選抜高校野球大会の21世紀枠3校が4校に増え、その最終選考委員会が29日大阪で開催される。
3校の時は確率0,333…だったけど、4校だと0,444…、うまくいけば今年は「四」国代表の川之石高校が選ばれるという暗示の「4」ではなかろうかと・・・。

明後20日(水)今月第2回目の民謡教室がある。コロナ旋風が止まらない現下、2月からは休むのがいいのではないかという思いが・・・。完全防御していれば何でもないという意見の方が多いので月謝だけを置いて欠席という形にしてコロナの様子を見ることにしたいと・・・。

≪短歌≫

小池光選
●指揮者揺れオーケストラ揺れワグナーの音の大河の奔流走る(静岡県)半田 豊
●四十の句と四十の歌しめて百五十円なりテレビ欄付きで  (長野市)原田浩生
 80作品、150円、私も楽しんでます。
●さみしさのつれずれにとう歌詞ありき昭和想えば陽水の声 (狭山市)奥薗道昭
 井上陽水の「心もよう」の一節、「少年時代」もいい歌です。

栗木京子選
●十二支に猫は無けれどこの土地に猫神のあり蚕の里に     (仙台市)猪狩勝見
●石蕗の花をパソコンの脇に置くズーム会議の無聊なぐさめるため(東京都)青山 繁
●名を呼ばれ椅子から立てぬ老人にコロナを忘れ手を差しのべる(川口市)永田ちづ子

俵万智選
●かっこ仮かっこ閉じばかり続きおり空想だらけの来年の手帳(燕市)田卷由美子
●オルゴールが曲の途中で終るなり人生もまたさうかもしれぬ(匝瑳市)椎名昭雄
●取り壊すことが決まった庭先に泣き出しそうな椿の蕾   (船橋市)田中澄子

黒瀬珂瀾選
●また一人友失ひぬ弔問も固辞する旨の訃報が届く         (船橋市)米山正久
●「褌を締めなほしかかれ」なつかしき言葉ききたりコロナ第三波(茅ヶ崎市)山内とみ子
●十勝にて初めて浸かるワイン風呂下戸のわが身も酔うこともなし (守谷市)久保田洋二

≪俳句≫

矢島渚男選
●まだ温き骨壺戻る寒さかな      (高槻市)村松 譲
●みごとなるすってんころりそぞろ寒(宇都宮市)高根沢富代
●暖房のとれぬ人たちいることも   (逗子市)鈴木喜久代

宇多喜代子選
●枯木道行ったり来たり恢復期  (登別市)寺島きしお
●吊されて大根陽のまま風のまま  (市川市)井田千明
●風邪ごえのまま夜となく昼となく(熊谷市)安居院半樹

正木ゆう子選
●竹を編むやうな漣冬の川  (東京都)松永京子
●名に残る鷹匠町や冬木立  (秋田市)中村 耕
●開戦日昭和はさほど遠からず(東京都)望月清彦

小澤實選
●露天湯の鬼柚子に寄りつかれたり(枚方市)加藤 賢
●考えているという貌冬の蜂   (熊谷市)臼井 正
●白マスク黒マスクみな無言なり (加須市)松永浮堂

 年間賞 俳句 ①

矢島渚男選
〇非透過性納体袋ねむの花(高槻市)村松 譲

ウイルスを通さない袋に入れられて運び出され埋葬される死者たち、ねむの花が救い。

宇多喜代子選
〇春立つ旧のこよみの美しき(東大阪市)木田博幸

この日に始まり1年を巡る春夏秋冬に記された二十四節気、七十二候など季節の目安になる言葉を「美しき」と感受した。

http://  駅前

 

1904 朝日歌壇・俳壇(213)

 投稿者:兵頭史朗  投稿日:2021年 1月17日(日)10時42分13秒
編集済
  阪神淡路大震災から今日は26年目だという。それ以後もこの列島は災害の絶え間がないが四国は比較的に大きな災害はない。しかし今回ののコロナには日本中どころか世界中逃げ場がない。

政府の方針も二転三転して国民はまごつくことも多いけど一人一人が自粛しながら国の方針に従ってゆくよりほかないのだろう。

1月13日(水)朝日新聞「生活」欄「喪の旅」に歌人・細胞生物学者 永田和宏さんの記事が大きく取り上げられていた。
「言葉をたどる 妻がどんどん近くなる」「思い出しては三十一文字に寂しさ刻んだ10年」と太文字の後

竹林が茂る京都市左京区の自宅1階。鎮痛剤のモリヒネがきいて、しばらく眠っていた妻が目を覚ました。
不思議そうに家族を見まわす妻。口元がかすかに動き、何かをつぶやき始めた。
~~
●手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が(これが辞世)

その翌日に妻は逝った。戦後を代表する歌人の河野裕子。00年に乳がんが見つかり、再発、転移に見舞われた。闘病は10年に及んだ。
~~
ふたりは学生の歌会で知り合った。妻は在学中に新人の登竜門、角川短歌賞を受賞して華々しく活躍、1972年に結婚した。永田さんは塔短歌界の主宰として、夫婦で短歌界をリード。
長男長女も歌人になり「歌壇のサザエさん一家」と呼ばれる仲の良さだった。

お互いを歌の対象とした相聞歌はそれぞれ500首にもなる。

●あほやなあと笑ひのけぞりまた笑ふあなたの椅子にあなたがゐない
●わたくしはしんではいけないわたくしが死ぬときあなたがほんたうに死ぬ

「~~妻がいなくなり、しばらくして気づいた。「そのひとを失うと、輝いていた自分もなくなってしまうようで悲しいんだ」

●ゐてほしいとおもふのはもうゐないとき鍵をまはして戸を開けるなり
~~
妻の実家に残されていた10冊以上の日記と、交際していた5年間に交わした300通余りの手紙から妻の言葉をたどる。
妻の中に入っていく作業。不思議なことに妻がどんどん近くなる感じがしている。

伴侶とは時間を共有するひとだろう。妻と「今」は共有できない。でも、妻が残した言葉をかみしめながら、記憶のかなたの時間をいっしょに生きることはできる。そんな自負がうまれた。
本当におれで良かったのか。聞いてみたい。きれいやなあ。もっと言ってやればよかった。

●書くことでかろうじて乗り越えてきたのだろうきみの死なによりわが寂しさを

昨年12月19日,京都産業大で名誉教授として最終講義をオンラインで開いた時もお終いは着物姿で笑う妻の写真とあの歌(辞世)だった。

「私の人生は河野裕子に出会ったことがすべてでした。本当に幸せな人生だった」

(補足)河野裕子についてネットで調べてみると「日本の歌人、2010,8,12(64歳)で死去。戦後の女性短歌のトップランナー、NHK短歌の選者や夫永田和宏と共に宮中歌会始の選者も務めてきたとある。今年の歌会始の儀はコロナで延期になったけど永田和宏さんはまだ選者を務めておられます。

≪短歌≫

佐佐木幸綱選
●枯葉落ち桜並木の向う側マスクの列がゆれて通りぬ           (兵庫県)中川志恵乃
●猪は水仙畑を掘り起こすみみずをねらう力まかせに            (富津市)川名 興
●クワックワッと頭上を群れ飛ぶハクチョウは今日の餌場の田んぼを目指す(須賀川市)近内志津子

高野公彦選
●追伸のごとく残りし紅葉散る新型コロナ終息はいつ   (福岡市)宮原ますみ
●「危機感を共有せよ」と危機感のない大臣が国民に言う (観音寺市)篠原俊則
●パチンコに負けて手洗ふ鏡面に殺人者ゐて踏ん切りがつきぬ(西予市)二宮群司

永田和宏選
●わたくしを憶えていてもいなくても母はいつでもいつまでも母(ひたちなか市)菅野公子
●ナース言う「気持をわきに置いてただ処置をするのみまるで戦場  (茨城県)原 里江
●言う方と言われた方と寂しさはどちらが強い「帰省はやめて」   (奈良県)岡田和代

馬場あき子選
●「はやぶさ」で生命の起源が分かっても地球の最後は言わないでくれ(近江八幡市)寺下吉則
●木の葉散り光差し込む森の小径葉っぱの名前当てながら歩む    (須賀川市)近内志津子
●バイバイの好きな園児ら出会いより別れの仕草喜々として為す     (長野県)千葉俊彦

≪俳壇≫

長谷川櫂選
●一命を朝まで包む毛布かな    (静岡市)松村史基
●ふくろふの姿は見えず見られをり(名古屋市)松末充裕
●霜柱汗なき富を憎むべし (栃木県高根沢市)大塚好雄

大串章選
●雪といふ天からの文たてつづけ  (長野市)縣 展子
●人知れず闇夜におらぶ波の花   (輪島市)国田欽也
●跨線橋に列車見送る雪女(栃木県壬生町)あらゐひとし

高山れおな選
●数へ日や数へてをるは金ばかり (稲城市)日原正彦
●うとうとの中に句のあり日向ぼこ(取手市)菊地清人
●学問の不自由ススメ冬深し(福島県伊達市)佐藤 茂

稲畑汀子選
●綿虫の一匹付いて来る散歩    (西予市)上甲澄子
●子が風邪をひくたび母になってゆく(京都市)山崎貴子
●北風に語れば唇硬くなる     (西宮市)近藤六健

  第37回朝日俳壇賞

2020年の入選句から、4人の選者が一句ずつ選びました。受賞者には、賞状と記念品が贈られます。

稲畑選
〇初夢のそのつづきこそ見たかりし  (平戸市)辻美弥子

長谷川選
〇亡き祖父に見せたきスーツ春来たる(岸和田市)小林 凛

大串選
〇風船の二度と戻らぬ高さかな    (静岡市)松村史基

高山選
〇冬帝に拳かざして島噴けり    (鹿児島市)青野迦葉





http://  駅前

 

1903 「文芸」欄(117)

 投稿者:木村明人  投稿日:2021年 1月17日(日)00時06分22秒
  先週の寒さなど なかったかのような気温に戻りました。


選者一人目
 切干を筵に広げ今日も留守

   なんだか 理由を考えると気になる。

選者二人目
 あれこれと捜しものして暮れやすし

   わたしも・・・です。

選者三人目
 立冬や信号の青一列に

   目の前のドラマが気になって なかなか選べなかったけれど
   二度目に かかった。

選者四人目
 冬帽子頭に夫の退院す

   なにはともあれよかったねっと

選者と作者
豊田みゆき選 松山 I上昭子
木下節子選  松山 Y達禎
櫛部天思選  伊予 Y岡良栄
小西昭夫選  松山 A海好美

平山繁美さん選の短歌からも

 選べない  自分がなにをほしがっているのか
       わからなくなりました


 
 

1902 あれこれ

 投稿者:木村明人  投稿日:2021年 1月14日(木)15時47分44秒
編集済
  市立病院に行くと、
新しい案内板が下がっていた。
月曜日だったか、市でも新たに5人の感染者が出たということもあって
もう一つ対策が厳しくなったか?
 玄関の非接触型検温に加え、受付にカードを出すと
体温計を渡された。幸い、先も36.4°だったし、今度も36.7°

 総合受付に案内されることはなかった・・・。

他2枚。一枚は 喜木・庚申堂の扉に貼られてあったもの。
願いはシンプルながら、とにかくそうそう。

もう一枚は 本町の墓地から・・・。先日の雪で
多少傷められたふうなソラマメ 越しに川之石湾を撮った。
 

1901 読売歌壇・俳壇(212)

 投稿者:兵頭史朗  投稿日:2021年 1月11日(月)13時10分25秒
編集済
  今日は成人の日、朝からテレビで各地の式場風景を放送しています。コロナ下で迎えた新成人の皆さんはそれぞれ対応に頭を悩ませていることでしょう。

80歳も半ばになって自身の往時を振り返ってみると、受験で修学旅行もいかず、成人式には丁度吉田町方の従兄と松戸市の学生寮に決まったところでゴタゴタしていてこれも欠席ということで思い出は何もありません。

その後兄弟3人がまとまった方が安上がりだということで松戸から赤坂乃木坂の下宿まで地下鉄の中に2回ほど往復で蒲団袋まで持ち運んだ記憶があります。

≪短歌≫

小池光選
●杖二本持てば四本の脚となる小さき草花めでつつあゆむ   (小美玉市)松山 光
●世界史の年表に載るらむすさまじきパンデミックの中に生きおり(東京都)荻野京子
●友だちの笑顔載ってる新聞を大事に大事にしまっておくよ   (鳴門市)楠井花乃

栗木京子選
●ゆかりある会社の名前の変わりおりバス停の名も共に変わりて(浜松市)藤田亜耶
●天の句に少しの異論があるらしい老人ばかりの句会といえど (阿南市)小畑定弘
●特別にだれに止められるでもなく心が GOTOしないわたくし (浜松市)高田 圭

俵万智選
●金魚より水槽が気になっているふりで会話をつなぐしんどさ (東京都)藤本玲末
●きみばかり狙ってしまう雪合戦ゆるくにぎって下からなげて (上尾市)関根裕治
●十二月過ぎれば壁に突き当たるもちろんカレンダーのことです(東京都)武藤義哉
俵万智さんには先日の読売歌壇俳壇・新春詠で
「コロナにはあらねど我も病床を埋める一人となる十二月」というご自身の一首があり、十二月にはご執心。

黒瀬珂瀾選
●西風にかるく靡いて冬芒過去から未来へ浅く息する    (豊前市)中村澄枝
●「G打てず四戦わずか四点」の見出し見つめて飲めるコーヒー(館林市)中山隆二
●言の刃を歯裏に止めて呑みこめば深く頷くのどのみ仏   (仙台市)阿多真也

≪俳句≫

矢島渚男
●釣針に鯛つける役里神楽   (城陽市)森下まゆみ
●枯木立空にデッサン描くごとし (松江市)吉浦 増
●熱燗にとどのつまりは泣かれけり(旭市)神成田佳子

宇多喜代子選
●一面の霜一条の朝茜    (長崎市)片山知之
●大根漬け漬物樽が力みをり(春日部市)岩本 弘
●自転車の錆新しき冬日和 (藤井寺市)高岡春幸

正木ゆう子選
●ぶわぶわと大空揺らし白鳥来 (北本市)萩原行博
●深々と何に腰折る十二月   (福岡市)高山国光
●外出自粛冬眠と言ふ手がなくて(市川市)白土武夫
●幼子に拾われてこその団栗 (宇都宮市)松広 訓

小澤實選
●裸木の光溜めたる枝の先  (嘉麻市)松井春光
●膝毛布掛けて開くや文庫本(神戸市)山上陽太郎
●鮟鱇の太平洋の底を知る (成田市)小川きよし


  年間賞  短歌 ②

俵万智選
●さみしさは「ひとりだから」というよりも「ふたりなのに」でうまれるきもち(上尾市)関根裕治

黒瀬珂瀾選
●深き息を残して去りぬ死をカザルスの鳥(東京都)佐藤佳子
注:カザルス=稀代のチェリスト、平和への祈りを込め「鳥の歌」を演奏した。

http://  駅前

 

1900 朝日歌壇・俳壇(211)

 投稿者:兵頭史朗  投稿日:2021年 1月10日(日)10時38分50秒
編集済
  一向にその勢いが衰えないコロナのため、15日の皇居「歌会始の儀」も延期になりました。

大相撲は今日から観客席半減ではじまるけど、3月のセンバツ高校野球大会はどうなるだろうということが気になり始め、改めて母校川之石高校野球部が21世紀枠の四国代表に選ばれた経緯を検索してみることに・・・。

「四国は愛媛県の川之石。県大会では宇和島東を破ってベスト8入りをした。
部員わづか18人でみかん収穫期にボランティアに取り組むなど地元に密着して社会貢献している。春夏とも甲子園には出場していない」
   ~~
「21世紀枠は地域貢献や文武両道など野球以外も選考条件に加え、東日本と西日本から各1校、地域を限定せずに1校の計3校を選ぶ。1月29日に吉報が届くのはどの高校だろうか」

「宇和島東を破って・・・」「地域貢献や文武両道など・・・」この2点を取り上げても誇るべきエイティーン、天命を待ちましょう。

≪短歌≫

馬場あき子選
●疲れたる白鳥のごとコロナ禍の看護師たちが仮眠している(豊橋市)小村 宏
●八戸より一万箱余のミツバチが館山に来て越冬しており (松戸市)猪野富子
●鵯の去るを見澄まし目白二羽山茶花に来て残る密吸う  (熊谷市)飯島 悟

佐佐木幸綱選
●赤く光る通天閣の師走の灯「言うこと聞きや」と何か物言う(大阪市)大庭恭子
●白鳥の群れ見つつゆく羽越線マスクの客の沈黙乗せて(仙台市)沼沢 修
●台湾の翡翠彫刻さながらに光を孕む旬の白菜(福山市)中村玲子
台湾の故宮博物館に行ったとき確か白菜の形をした翡翠の作品があったと記憶している。

高野公彦選
●食べられる、歩ける、読める、感動する、も一つ夢は詠える百歳(我孫子市)松村幸一
●ふるさとに成果を託し頭あげはやぶさ2は漆黒を行く    (西東京市)迫田りつ子
●町なかを幼稚園バスより多きディサービスの車巡り行く   (鎌ヶ谷市)羽鳥健一郎

永田和宏選
●学術は僕であると見做されてその忠誠が求められ行く    〈筑紫野市)二宮正博
●廃線となりて久しき我が村のバス停に在る「上梅田」の字(五所川原市)戸沢大二郎
●この店はいつまでもつのかそんな店ばかり並んだ裏道通る   (岐阜市)臼井 均

≪俳句≫

稲畑汀子選
●日向ぼこわが魂の浮遊せり  (神戸市)池田雅かず
●炉話を聞きをる如く犬侍り(島根県邑南町)服部康人
●ゆるがざる覚悟を胸に根雪踏む (小樽市)伊藤玉枝

長谷川櫂選
●ふるさとの闇にくるまるよさむかな(三豊市)磯崎啓三
●引く波に石の囀り冬日和     (藤沢市)一色伽文
●マスクして過しし年を惜しみけり (横浜市)藤田定雄

大串章選
●二兎を追ひ二兎を仕留めし巨人逝く(市川市)福田 肇
有馬朗人氏のこと
●落葉踏む音にふり向きても一人  (西予市)上甲澄子
●疫病に耐ふる列島冬怒涛     (前橋市)荻原葉月

高山れおな選
●大地から生えて駆け出すラガーかな(横浜)飯島幹也
●白菜や今年は桶が弾けさう (河内長野市)西森正治
●マスクして曇り眼鏡で見る日本 (東京都)渡辺泰子

 第37回朝日歌壇賞

2020年の入選歌から、4人の選者が一首づつ選びました。受賞者には賞状と記念品が贈られます。(朝日俳壇賞は次週)

高野選
〇ふるさとの金木犀へと続いてる金木犀の香るこの道     (奈良市)山添聖子

永田選
〇テレワーク出来ない人が支えてる文明社会の根っこの部分  (岐阜市)藤山増昭

馬場選
〇「10年後の理想のあなた」たずねられ言葉をさがす一次面接(富山市)松田梨子

佐佐木選
〇ビル街に晩翠草堂寂寞と仙台城下宴なき春         (仙台市)藤野 章
 注:土井晩翠記念館のこと、寂寞(じゃくばく)は静かなさま





       

http://  駅前

 

1899 「文芸」欄(116)

 投稿者:木村明人  投稿日:2021年 1月 9日(土)17時33分12秒
編集済
  寒波襲来 ほとんど融けない雪に ときおり舞う雪が加わったりしながらの一日です。

2021年最初の文芸欄・・・迷いながらももうしばらく続けます。

選者一人目
 大空へ裸木胸襟ひらきけり

   葉を落とし切った木を 「胸襟をひらく」と表現

  同じテーマのものがあったので記録。
 十日間流動食食む夫冬立てり
 年の市夫婦茶碗のもう買えず

選者二人目
 木挽鋸祖父の刻印冬に入る

  あの大きさ、厚さの存在感ときりきりとした冬の感覚
  うちも木挽だったか? 木挽鋸があった

選者三人目
 蛸壺を整然と積み冬に入る

  こちらは漁の終わりということ?

選者四人目
 敗蓮や隙間を埋むる空と雲

   光景として浮かんでくる

選者と作者
小西昭夫選   砥部 M口耶枝
豊田みゆき選  松山 M井市朗
木下節子選   松山 E藤かおる
櫛部天思選   大洲 I敬子

 季語らしきものを確認
小春…陰暦十月の異称  本格的な冬に備えるころの日和
冬(の)薔薇…冬にも咲く薔薇のこと
      二つ三つ小ぶり の花をつける姿を目にすると、わびしい思いを禁じえない
小六月…陰暦10月の異称。
    雨風も少なく、春を思わせる暖かい日和の続くところからいう。小春。《季 冬》

平山繁美選の短歌からも一つ
  消せない悲しみがある。
 九年前闇に響いた電話音子の事故を告げ今を褪せない

  東温 S田明男

<追記> 10日 須田トンネル経由での帰路の海岸のようす。
 三が日のときには 船に松を飾ったものも見たが
 さすがに 今日は見かけなかった。
 午前中はまだ雪は残っていたが、午後の気温で融けていた。



 

レンタル掲示板
/191